すっぽんは冬眠するの?
すっぽんと聞くと、高級料理をイメージし、料亭での高級和食をイメージします。
また、すっぽんはダイエット効果を持っているとして人気がありますが、実は冬眠する動物なので、どの様な時期に冬眠するのか説明します。
動物の中には、冬場で気温が低くなると、体を仮死状態にして冬眠する動物がいます。
その状態は、死んでいる訳ではありません。
餌を食べる事無く、暖かくなるまで寝ている状態になるので冬眠という形になり、気温が高くなり、活動出来るようになる時期を待ちます。
すっぽんもそれと同じように冬眠する動物であり、気温が低くなると餌を食べなくなり、その後冬眠してしまうのです。
冬眠期間は、10月から4月頃までの期間で、気温が約15度以下になると餌を食べなくなり、気温が10度以下に下がってしまうと冬眠になります。
そのため、日本での冬眠時期は約半年間という事になり、暖かくなると交尾や産卵時期が近くなります。
日本で暖かいと言われている沖縄地方でも、寒い時期があり、1月から2月は冬眠時期になります。
すっぽん料理が高級料理になる理由も、冬眠時期が長い事や、栄養価がとても高く、滋養強壮や疲労回復効果により、人気料理になる事が理由でもあります。
冬眠に入る時には、餌を食べなくなり、そのまま砂の中で冬眠に入りますが、養殖されている場合と、天然の場合とでは冬眠時期が異なります。
天然の場合では、養殖の物より冬眠時期が長くなるのが特徴です。
養殖するのは大変難しいとも言われておりますが、日本料理の食材として安定した供給を行う事や、冬眠時期を短くしてしまうという事が出来るのも養殖ならではです。
とにかく、すっぽんは冬眠する動物になり、その時期は約半年になります。
一年の中で半年間冬眠してしまうと、活動してい餌を食べる時期は約半年間であり、成長するにもかなりの年月が掛かるので、天然物は値段が高いのです。
本格的な料理を食べるには、天然ものを扱う日本料理店で食べるのが良いとされています。
【参考文献】
すっぽんは冬になると冬眠するの?